翻訳と辞書
Words near each other
・ Bacille de Calmette et Gurin
・ bacilli
・ bacilliform virus
・ bacillophobia
・ bacilluria
・ Bacillus
・ bacillus
・ Bacillus anthracis
・ bacillus Calmette-Guerin
・ bacillus Calmette-Guerin (vaccine)
・ Bacillus cereus
・ Bacillus subtilis
・ Bacillus thuringiensis
・ bacitracin
・ back
・ back a winner
・ back alley
・ back and forth
・ Back At One
・ back at the center, be


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

Bacillus cereus ( リダイレクト:セレウス菌 ) : ウィキペディア日本語版
セレウス菌[せれうすきん]

セレウス菌(セレウスきん、''Bacillus cereus'')は''Bacillus''属に属するグラム陽性大桿菌芽胞を有する通性嫌気性菌である。土壌や汚水など自然界に多く存在し、酸性域では発育は悪い。食中毒の原因となる。
常在菌として、健康な成人の10%で腸管の中に見られる。菌は4〜50℃で発育、芽胞は1〜59℃で発芽、100℃ 10分の加熱で大部分が不活化するが、芽胞は100 ℃ 30分の加熱にも耐え、芽胞の形で土壌などを中心に自然環境に広く分布する〔横浜市衛生研究所感染症・疫学情報課〕。70% の皮膚消毒用のエチルアルコールでも不活化されないという報告がある〔Journal of Clinical Microbiology, July 1999, p. 2280-2284, Vol. 37, No. 7 〕。そのため、速乾性擦式消毒剤に使用されるエタノール系消毒剤に耐性を獲得した菌が残存し十分に滅菌されない〔
* 速乾性擦式消毒剤による手指消毒後のセレウス菌などのグラム陽性有芽胞桿菌の残存 〕。'Bacillus cereus'')は''Bacillus''属に属するグラム陽性大桿菌芽胞を有する通性嫌気性菌である。土壌や汚水など自然界に多く存在し、酸性域では発育は悪い。食中毒の原因となる。
常在菌として、健康な成人の10%で腸管の中に見られる。菌は4〜50℃で発育、芽胞は1〜59℃で発芽、100℃ 10分の加熱で大部分が不活化するが、芽胞は100 ℃ 30分の加熱にも耐え、芽胞の形で土壌などを中心に自然環境に広く分布する〔横浜市衛生研究所感染症・疫学情報課〕。70% の皮膚消毒用のエチルアルコールでも不活化されないという報告がある〔Journal of Clinical Microbiology, July 1999, p. 2280-2284, Vol. 37, No. 7 〕。そのため、速乾性擦式消毒剤に使用されるエタノール系消毒剤に耐性を獲得した菌が残存し十分に滅菌されない〔
* 速乾性擦式消毒剤による手指消毒後のセレウス菌などのグラム陽性有芽胞桿菌の残存 〕。')は''Bacillus''属に属するグラム陽性大桿菌芽胞を有する通性嫌気性菌である。土壌や汚水など自然界に多く存在し、酸性域では発育は悪い。食中毒の原因となる。
常在菌として、健康な成人の10%で腸管の中に見られる。菌は4〜50℃で発育、芽胞は1〜59℃で発芽、100℃ 10分の加熱で大部分が不活化するが、芽胞は100 ℃ 30分の加熱にも耐え、芽胞の形で土壌などを中心に自然環境に広く分布する〔横浜市衛生研究所感染症・疫学情報課〕。70% の皮膚消毒用のエチルアルコールでも不活化されないという報告がある〔Journal of Clinical Microbiology, July 1999, p. 2280-2284, Vol. 37, No. 7 〕。そのため、速乾性擦式消毒剤に使用されるエタノール系消毒剤に耐性を獲得した菌が残存し十分に滅菌されない〔
* 速乾性擦式消毒剤による手指消毒後のセレウス菌などのグラム陽性有芽胞桿菌の残存 〕。
== セレウス菌感染症 ==
汚染された食物の摂食により発生する感染性胃腸炎(食中毒症状)と、血液中に菌が侵入し発症する菌血症(大部分の感染はほぼ無症状)がある。菌血症を起こしただけではほとんど発症せず、乳幼児や高齢者など抵抗力の弱い者が時折敗血症まで病状が進行した時のみ死亡例まで発展する場合がある。セレウス菌が起こす食中毒は毒素系食中毒なので、なっても免疫はつかず、何度でも感染発症する。汚染された食物を臭いや見かけで判別することはできない。休止状態の芽胞を加熱や胃酸では完全に不活性化することが出来ず、嘔吐型毒素は更に耐性を持つ(下痢型毒素は熱で容易に不活性化を起こす)。毒素の量が増えてしまった食品は再加熱しても食中毒を起こすので、本菌での食中毒予防法として発芽と増殖の抑制がとても重要になる。(例えば調理済みの食品は10〜50℃で保存しないなどである)。本菌によって引き起こされる食中毒は、菌が体内で増殖し多量の毒素を排出して発症する下痢型と、食品中で増殖した菌が生産する毒素を大量に摂取して発症する嘔吐型の2つに別けられる。日本での発生例の大部分は嘔吐型食中毒である。平成11年(1999年)の全国の食中毒事件は総数2697件で、35214人の患者が発生し、セレウス菌による食中毒は、11件(全体の0.4%)、患者総数、59人(全体の0.2%)。〔 食品衛生法第27条により保健所への届け出が義務づけられている。
下痢原性毒素は加熱、pH4以下の酸(胃酸)などで不活化されやすく、食中毒症状は一般に軽く1〜2日程度で回復する。セレウス菌による食中毒は、人から人へは感染しない。


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「セレウス菌」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Bacillus cereus 」があります。




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.